皆さんは、失語症含む高次脳機能障害のみリハビリテーションの上限日数がなく、ゆるやかな回復にそって私達、言語聴覚士が当事者の皆さんとリハビリができているのはなぜか、ご存じでしょうか？

これは上限日数に関する報酬改定が行われた際に、失語症をはじめとする言語障害当事者の皆さんや団体が「言語障害の回復は身体機能に比べてもゆるやかであり、180日制限は回復に見合っていない」ことを、声を大にして国（厚生労働省）に訴えてくれたからなのです。

現在、長野県から受託して取り組んでいる「失語症者向け意思疎通支援事業」も日本失語症協議会はじめ全国各地の失語症当事者の皆さんの声が後押しして国を動かした事業となります。

私達の職能は当事者の皆さんに支えられています。

皆さんが関わっておられる失語症当事者の皆さんやご家族にも日本失語症協議会についてご紹介いただけると幸いです。失語症についての周知や様々な活動を広報されています。

日本失語症協議会ホームページ　→　https://www.japc.info/recruit.html

現在、財政難により日本失語症協議会の活動継続の危機にあるとのことです。正会員や賛助会員になる以外にもゆうちょ自動振り込みワンコイン寄付（一口500円）毎月20日引き落とし）等もあります。

私達一人一人にできる支援を、是非、ご検討ください。